Maruki-News
可変印刷できます
2021年12月14日(火)モノクロインクジェットユニット付きの間欠凸版輪転印刷機CS-200導入。
このたび、可変情報が印刷できるようになりました!
可変情報ラベルとは、一枚一枚内容が異なるラベルのことです。
わかりやすい例で言うと、シリアル番号とかがそれに該当します。
数字の連番、シリアルナンバー、バーコードやQRコードなど、それぞれ違う内容を印字する印刷を可変印刷と言います。
弊社では可変部分はモノクロインクジェットで印字します。
間欠凸版輪転印刷機CS-200に、モノクロインクジェットユニットを装着しました。
3色までの小さなラベル限定ですが、従来の版の印刷をベースに、同時にスミ単色の可変情報を印字できるようになりました。
濃淡のないベタ1色であれば、モノクロのイラストも印刷できます。
ちなみに上のサンプル写真のラベルは、ロゴマークも含め全てインクジェットで印字しています。
QRコードも下の数字に連動しています。
このように小さめのモノクロ単色であれば、版なしでも印刷可能です。
通常は、ベースの共通部分は版で印刷するので、品質は従来の3色印刷です。
シリアルナンバー等のモノクロインクジェット部分のみ、スミベタになります。
可変印刷のラベルが必要な方は、ぜひ弊社にご連絡ください!
可変印刷の詳細
・印字可能最大幅:108ミリ
※位置合わせのためアタリも必要なので、トンボも含めたサイズになります。
・印字はスミベタのみになります。
・書体数は限られていますので、同じ書体がない場合は近いもので対応しますことをご了承ください。
・版下は可変印刷部分も位置やサイズが分かるようにアタリを入れておいてください。
■対応できる可変
[ナンバリング]
※可変部分が数字のみの連番や規則的な数値(偶数/奇数など)であれば、数字指定で対応可能です。
※可変内容に文字が含まれていたり、ランダムな不規則な数値の場合は、可変情報のエクセルデータが必要です。
[バーコード]
・JAN(標準、短縮):数字8桁または13桁
・Interleaved2or5(IFT)
・Codabar(NWー7)
・Industrial 2of5
・Code39
・Code93
・Code128
・EAN128(CVS)
・UPC-A:数字12桁
※可変情報のエクセルデータが必要です。
※バーコードのモジュール幅や高さ、チェックデジット等の必要な仕様を依頼時にお知らせください。
[QRコード]
※可変情報のエクセルデータが必要です。
※QRコード作成に必要な仕様を依頼時にお知らせください。
QRコードのパラメータ[ モデル種類(Model1、Model2、MicroQR)・誤り訂正レベル、バージョン ]・セルのピッチ 等
※既存の同じQRコードがある場合、弊社作成のQRコードのセルパターンが既存のものと異なることがあります。これは作成するソフトウエアの違いによるものです。通常、読み取り内容に差異がなければご使用に問題はありません。
■エクセルデータについて
※エクセルの1行目にはタイトル(項目名)を入力し、数値は2行目から縦に入力してください。この入力順に印字されます。
※エクセルデータの保存形式は[CSV]になります。分からない場合は、通常のエクセル形式のデータでもこちらで変換しますので大丈夫です。
■画像を使用する場合
画像もスミベタのみ印字することができます。
・画像モード:モノクロ2階調
・解像度:600ppi(使用する原寸サイズで)
・保存形式:BMP
※画像サイズは原寸で作成願います。
※可変印刷専用ソフトで画像を配置した時に、画像がラベルの塗り足しからはみ出るとエラーになる場合があるので、画像はなるべくラベル塗り足し内に収まる大きさで作成してください。
[画像の可変印刷の場合]
数字やバーコードの代わりに画像を差し替えながら出力することもできます。
・可変画像は上記の仕様で、基本的にはお客様がご準備ください。
・使用する画像の「画像名」を出力順に入力したエクセルデータが必要です。
※エクセルデータは「画像名」を出力したい順番に入力してください。エクセルに入力された順番に印字されます。
※印刷時、エクセルデータの「画像名」から自動的に画像を参照して印字するため、画像の名前は正確に入力ください。エクセルデータの「画像名」と実際の画像名が同じでないと、印刷できません。
・可変画像は可変印刷専用ソフトで直接リンクの指定をするため、画像全体を印字することになりますので、不要な図柄はあらかじめ消しておいてください。
・可変画像は固定された場所で差し替わるため、1つ1つ配置位置を変更できません。画像サイズと図柄のレイアウトは全て共通にして差し替わるよう作成してください。
・画像位置やデザインがバラバラな場合は、シール全体を1枚の可変画像にして差し替えていく方法もあります。ただし、デザインはスミベタのみになります。色や半調・階調は可変印刷できません。
※BMP形式はドキュメントサイズでの画像書き出しはできないので、レイアウト位置を揃えるためにも、いったんPSDやTIFF等で全共通のサイズで書き出してからBMP形式に変換することをおすすめします。
[画像の可変印刷をしたいが、可変部分をイラレで入稿したい場合]
可変の画像データを作成できない場合、イラレでの入稿でも対応は可能です。
ただし、可変専用ソフトにリンクさせるために画像書き出し等の作業を行いますので、お時間をいただきます。
・入稿データは通常と同じで、イラレデータの文字のアウトライン、CMYKモード等、完全データでお願いします。
※入稿データについては、[こちら]を参考にしてください。
・全ての可変データの版下データを入稿ください。
・出力順が決まっている場合は、その順番でデータを作成する等、順番がわかるようにしておいてください。
画像の可変印刷は仕様が難しいので、わからないことがあれば遠慮なくご質問ください。
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